虎の一瞥

険しい山の暗い森の奥で一頭の巨大な虎に出会った

虎は音も立てずにしなやかに体を踊らせ

目の前に突然現れた

 

虎は私の目を見て

それから私の頭からつま先までを一瞥し

喉の奥をがるると鳴らして立ち去った

 

食べるには腐りすぎていたらしい

 

 

 

 

 

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