それはどうして
それはたぶん
きみのことば
ぼくの鼓膜はまだ濡れている
わからないよ
それはもちろん
ぼくのことば
きみの笑顔はまだ迷子
自転車で坂道を駆けおりるように
時は静かに
速度を上げて過ぎてゆく
ぼくときみは
じっとして
風に目を細めている
コメントをお書きください
コメントをお書きください