時計は午前五時

カップにコーヒー半分だけ

待っていた分だけ

減っていて

冷めていて

 

飲み干すと同時に

なくなってしまえばいい

からっぽの部屋にからっぽのカップを

ぼくはたちあがって眺めてる

 

洗い流せばまっしろに戻るのに

からっぽなのに陰に満たされ

悔いが残ってるみたい

 

縁をなぞる指を噛むひび割れが急に憎らしい

時計は午前五時を指した

眠るにはもう遅く起きるにはまだ早い

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    oretasakana (金曜日, 16 12月 2011 00:26)

    こういう気持ちを感じている人がいると信じて、その人たちのために書いた。

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