輝きよ嘆いてはならぬ

輝きに照らされても

盲いた者に光は届かぬ

万物の神にも似た太陽よ

やせ細ったろうそくの揺れる炎よ

 

だが輝きに照らされて

盲いた者は笑いかける

寄せて返すあたたかなさざなみに

闇の奥からあたたかな輝きに

 

輝きよ

おまえの光は闇には届かぬ

だが輝きよ

 

輝きよ

光が足りないと嘆いてはならぬ

照らされた者を忘れてはならぬ

 

 

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    oretasakana (火曜日, 20 12月 2011 21:52)

    このころは、ソネット(十四行詩)を集中的に書いていた。詩のリズムを憶えようとしていたのだ。この作品は、谷川氏の「輝きはなにを照らしてもよい」という言葉から生まれた。

↑↑↑参加自由 facebook page 「裏・折れた魚」はここから
↑↑↑参加自由 facebook page 「裏・折れた魚」はここから
↑↑↑著者夕日知己のTwitterアカウントはここから
↑↑↑著者夕日知己のTwitterアカウントはここから