石の仮面

石の仮面がざらざらと影を刻んでいた

黒い砂の海に浮き沈みしながら

月光を浴びている仮面が

その影に生を象ろうとした仮面が

月の真下に無言のままに

ざらざらと石の仮面が笑う

黒い砂の海がひっくり返って空をふさいだ

 

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    oretasakana (土曜日, 24 12月 2011 02:00)

    詩は書かれた瞬間に世界を変える。もしこれを書かなかったらどうなっていたかと想像してぞっとする。
    だから書き続ける。

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