白く爆ぜた雲の真下で

 

白く爆ぜた雲の真下で

 

夏至の日の空高く火花を散らし

白く爆ぜる雲のなか

溶けないはずの物質が溶け

渦巻く炎をゆらめかせる

 

猛猛しくもまっすぐに

雲にとびこむ一陣の風

陽炎の重みを押し退けて

見透かせぬ向こうへ消えた

 

夏至の日の地上の正午

白く爆ぜた雲の真下で

次の風が地を蹴って

まっすぐに雲へ向かった

 

 

 

 

 

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