絶え止まぬ正体不明の轟音に包まれた
原始の星の地上に
うっすらとした意識が生まれた
意思なき衝動がぶつかりあい
因果のもつれた網の目を為す
その結び目の一点に
薄目を開けて意識が目覚めた
理解しようのない渾沌のただなかで
ぼんやりとした意識が呻く
その声は言葉にならず
鳴り響く余韻に吸い込まれていった
意識はそれだけを感じて
再び目を閉じた
コメントをお書きください
コメントをお書きください